今回ご縁をいただき、新潟市西区にあるお寺様の本堂屋根 改修工事に携わらせて頂きました。



近年の異常気象もあり、ここ数年 強い風雨になると本堂の屋根に雨漏りがするようになってきたため、檀家様とのご協議により 屋根の改修工事着手に至ったとのことです。

当初、現場状況の確認に伺った時は、まだ春先のうっすらと雪が残っている頃でした。

雪が消えた頃を見計らって、本堂の屋根上調査をさせて頂きました。



お寺の本堂屋根は、一般的に傾斜（屋根勾配）が強い屋根が多いのですが、できる限り現状を細かく把握するためしっかり調査させて頂きます。





ところどころ瓦の破損等はあるものの、そこまでコンディションは悪くないと思います。



続いて屋根裏を見せて頂きました。



事前に伺っていた通り、何カ所かに雨漏りの跡がみられます。



古い雨漏りの跡と、最近雨漏りしたと思われるところもあります。



工事の着工にあたり、敷地内の鉄板養生や足場組を進めます。

協力業者さんに段取りよく進めていただきました。



特に足場組みについては、本堂の瓦施工がし易いように 高さや材料の仮置場のためのスペースづくりなど、細かく指定をしていきます。

続いて本堂屋根裏のシート養生作業を行います。







古い瓦を解体すると、積年のホコリが屋根裏や床に落ちて来るため、工事完了までシートを掛けたまま作業させて頂きます。



こちらのお寺では、本堂の外陣（げじん：建物内部で参拝者が座って拝むところ）で、ヨガ教室なども行うのだそうです。



養生などの事前準備が整い、次回からいよいよ古い瓦の解体作業に入ります。