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屋根の軒折れ復旧工事@新発田市

新発田市のお客様よりお問い合わせをいただき、屋根の軒折れ復旧工事に伺いました。

昨年12月末の大雪時に軒折れ事故が起こり、火災保険のほうで雪害に係る申請をしていたところ、ようやく保険がおりて修理作業に至ったということです。



保険がおりるまで時間があったため、初めて現場調査に伺ったときに比べると大分雪も消えてきました。

早速 軒折れを復旧するために、既存の瓦の取り外し作業に入ります。



垂木(たるき)が折れた部分を中心に作業しますが、今回は壁との取り合い部まで瓦を外しました。



外した瓦で再利用できるものは上の屋根に仮置きしています。



雨漏りさせないよう防水シートで養生をして、ここで一旦現場を離れ、大工さんによる垂木折れの復旧作業を待ちます。



大工さんの作業が終わり、再度瓦の復旧作業を始めます。

きれいに直った屋根の野地板に再度防水シートを張り、瓦を留め付けるための桟木を取り付けます。



今回復旧する瓦は、安田瓦の56枚判という瓦になります。この瓦は昔ながらの針金で一枚ずつ縛って留付けていくタイプの瓦です。

その縦と横の寸法に合わせて桟木を固定していきます。



同時に「谷」という屋根からの雨水を逃がす通路の部分にも、ステンレス製の谷板を設置します。



軒瓦を取り付け、外した瓦を再施工しながら復旧作業を進めます。



平面部、谷部とも作業が終わりました。

続けて壁との取り合い部分である「土居棟(どいむね)」の作業に入ります。



土居棟は「のし瓦」を用いて施工します。

 

すき間ができないようモルタルを敷き込み、1枚ずつのし瓦を角度を考えながら施工します。





今回は外壁が土壁のため、のし瓦の上から白い漆喰を塗り、できるだけ外壁と違和感がないよう仕上げました。





作業完了しました。

一般的に火災保険は雪害もカバーされている場合が多いです。火災保険に加入している場合は、契約内容をよく確認することをお勧めします。

 

 
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