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棟の耐震工事@新潟市西蒲区

新潟市西蒲区のお客様よりお問い合わせをいただき、棟の耐震工事に伺いました。

太陽光パネルの修理と取り換え工事を予定しており、一緒に瓦屋根の棟の耐震工事を依頼したいとのことです。



ガイドライン工法が普及する前の棟工法は昔ながらの施工も多く現存しており、その耐震性が低いために棟の耐震化を図ることは、とても重要なことだと思います。



工事の前に、あらかじめソーラーパネルの修理業者さんにパネルを全て取り外して頂きました。ここから工事がスタートします。



既設の棟は、のし瓦10段と丸冠瓦の棟です。

18メートルあまりあり、これからこれを解体撤去すると思うともったいないような気がしますが、思い切って作業を始めます。





どんどん棟を解体していきます。作業はクレーンを利用しての作業になりました。



解体作業中にソーラーパネルの取付レール下にある瓦の割れを発見しました。

雨漏りの原因になりますので、早めに新しい瓦と交換します。



全ての棟を解体し、掃除のあとで新しい防水シートを貼ります。



棟際の瓦を施工し、鉄筋取付用の杭を取り付けます。この杭は棟木に直接固定しますので、高い耐震効果が期待できます。





のし瓦を用いて、順次作業を進めていきます。とても長い棟になりますので、全体のバランスに注意が必要です。



鬼瓦が取り付けられました。棟の完成時の高さを考え、バランスよく鬼瓦を据え付けます。





横方向に鉄筋を取り付け、全てののし瓦を緊結しながら施工していきます。



のし瓦の継ぎ目ができるだけ同一カ所になるよう、丁寧に作業を進めます。





耐震補強された棟工事が完了しました。



これで地震や強風時にも安心・安全な屋根でお過ごし頂けると思います。

 
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