新潟市秋葉区のお客様よりお問い合わせをいただき、瓦補修と屋根の雪止め設置工事に伺いました。
勝手口の上から落雪があり、出入りに不便なので何とかして欲しいとのことです。





現場調査に伺ったところ、屋根には雪止め用のアングルがしっかり設置されています。
そのアングルより軒先側に降り積もった際に、雪が勝手口上に落ちてくるようです。

個人的には、アングルはしっかりと雪を止めてくれる代わりに構造上どうしても一点に力がかかりやすく、屋根材を傷めやすいためあまりお勧めできません。





今回もアングル下の瓦をよく見ると、案の定瓦が割れていました。

雪止めアングルは状況によって有効な場合もありますが、雪が凍って雪塊となりやすい北面では、やはりお勧めできないと考えます。そこで今回は雪止め金具の増設を提案させて頂きました。

 

 



まずは割れている瓦を取り換えます。この瓦は安田瓦の56判という30年～40年ほど前に製造された瓦です。

瓦桟に針金で瓦を縛り留める、昔ながらの方法で施工されています。



続いて雪止め金具を設置します。

瓦を外して、軒先瓦の中央くらいに雪止めが設置されるよう、野地板に直接取り付けシーリングで防水処理をしていきます。





金具を取り付け終わったところで、ずれ防止と補強のための瓦桟を打ち付けました。









これで作業が完了しました。勝手口への落雪も軽減できると思います。