先回までで大工さんによる建物躯体の改修が終わり、工程後半の瓦工事へと進んでいます。



平面部の作業がほぼ終わり、隅棟の作業へ移ります。









今回の瓦工事にあたり、箱棟（はこむね：建物の一番高い所にある棟部分の名称）の高さをどの程度にするかということで悩みました。





というのも、元の鬼瓦が建物に比して小さく いささか迫力に欠けており、今回の改修工事にあって意匠性をどう高めるか？ということに心を砕きました。



寺紋が取り付けられた鬼瓦が設置されました。

引き続き箱棟の作業に進みます。









元の建物には無かった降り丸という瓦も施工しました。





バランスの良い高さに仕上がったのではないかなと思います。

これで全ての作業工程が完了しました。

その佇まいで次の100年、お寺に訪れるお客様を迎えてくれると思います。